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ギリシャ合意は諸刃の剣? [FX日記]

27日は、ユーロの会合にて、ギリシャ債務を対GDP比20%の新たな措置で2020年に124%に削減すること、対ギリシャ二国間融資の金利を現在の150ベーシスポイント(bp)から50bpへ引き下げることで合意しました。安部の強気な発言も目立ち、ユーロ/円は106円90銭台まで円安上昇しました。

しかしスペイン首相が「ギリシャ合意はユーロが後戻りできないことを示している」、スウェーデン財務相が「ギリシャ融資をめぐるさらなる協議が来年5月にも必要となってくる可能性がある」などと発言したことが不安を招き、ユーロ安を誘っています。106円20銭台まで落ち込みました。

アメリカの10月耐久財受注(22時30分)は、予想の-0.7%を上回る前月比±0.0%となりました。米ドル/円は82円台をキープしています。


■材料出尽くし

28日の注目指標は、ドイツの11月消費者物価指数・速報(22時)とアメリカの10月新築住宅販売件数(24時)です。28時(29日4時)の米地区連銀経済報告(ベージュブック)も注目です。

安部の口先介入は一定の効果を持っているにせよ、ギリシャが一旦の落ち着きを見せたことでポジティブな材料の出尽くしが懸念されます。ユーロ/円は2時間足や4時間足でトレンドが崩れかけています。105円台に突入する下落を見せはじめると、104円台も視野に入れた動きになるかもしれません。他のクロス円もユーロに誘われる形で下落を招くでしょう。唯一円を支えると思われるのは米ドル/円です。円安がサポートされることで、クロス円の下落を和らげるかもしれません。

アメリカの「財政の崖」問題など、市場の動きを牽引する新しい材料に注目しましょう。


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