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ユーロは失業率最低、しかしユーロは下げず [FX日記]

30日は、10月のユーロ圏失業率は、過去最低の11.7%という数値を記録しています。しかしながらゴトウ日の円売り・ドル買いの動きを受け、日本時間午前から円安上昇が起こり、さらには自民党総裁の発言が尾を引いて円高を抑制している模様です。ユーロ/円は最大107円60銭台、米ドル/円は82円70銭台をマークしています。ただし今の市場は、安部の語る「次元の違う金融緩和」に期待して実経済を反映しない、投機的な虚構の円安上昇を演出している気配が強いです。

ムーディーズが金曜日の市場が閉じる直前(日本時間12月1日午前6時40分前後)に欧州安定メカニズム(ESM)の格付けを「Aaa」から「Aa1」に、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を「Aaa」から「Aa1」にそれぞれ引き下げました。ユーロドルを中心に円安の勢いが失速しています。月曜日以降の動きに波紋を呼ぶかもしれません。


■ネガティブな材料が直視されるか

12月3日月曜日は、ムーディーズの格下げの影響が強ければ、上窓が開いて市場が始まるでしょう。窓閉めの動きに注意しながら取引を始めてください。

注目指標は、イギリスの 11月PMI製造業(18時30分)、アメリカの11月ISM製造業景況指数(24時)です。ただし指標以上に注目はESM等の格下げ余波です。ECBが12月初旬に利下げを行なうのでは、という憶測も出てきています。また、12月3日のユーロ圏財務相会合ではキプロス支援の合意についても話し合いが行なわれる模様です。ユーロを中心に、月曜日から動きが出るかもしれません。安部の緩和発言以上にネガティブな材料が市場で直視されれば、円高下落を招くでしょう。

「財政の崖」問題に対するオバマ大統領の提案等は、クリスマスまでの解決に向けて、まだ不透明な点が見受けられます。ドル売りにつながる可能性もありますので注意しましょう。


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