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投資家のリスク許容度が増している [FX日記]

18日は、アメリカ時間まで緩やかな動きを見せていました。が、20~23時あたりからユーロ/円を中心に前日比プラスの円安上昇が起こりました。ユーロ/円は111円台、豪ドル/円は88円台後半の値になっています。

長い目で見て、ユーロ・米ドルを中心に、投資家のリスク許容度が拡大した買いが続いている模様です。しかしながら、スペインの銀行の不良債権比率11.2%と過去最高を更新するなど、ユーロ圏の経済回復までの道のりはまだ遠そうです。アメリカの「財政の崖」問題もまだ終わっていません。コンラッド米上院議員が「大統領と下院議長の合意近い」と言う一方、コーカー米上院議員は「財政の崖回避で週末までの合意はない」とコメントしています。

円安になっているのは、欧米の経済が顕著な回復を示してユーロ高・米ドル高になっているからではなく、日本の金融政策や経済悪化の危険性が原因であることを忘れないようにしましょう。

■日銀会合を意識した動きに注意

19日の注目指標は、ドイツの12月IFO景況指数(18時)やイギリスのBOE議事録(18時30分)、アメリカの11月住宅着工件数(22時30分)などです。また、20日の日銀金融政策決定会合も意識した動きがあるかもしれませんので注意しましょう。特に自民党を意識した円安上昇の可能性があります。日銀に対する失望の売りは、明日の政策決定後に生じるかもしれません(または日銀総裁のコメントなどによって急な失望売りが発生するかもしれません)。

豪ドル/円は、88円台後半を記録しています。週足・月足で見て天井付近に来ています。中長期的に見て、レンジ相場を意識した売りが発生するかもしれません。安部の金融政策にサポートされてレンジを突破して90円、100円台を目指すのか注目です。


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調整円高もはじく上昇 [FX日記]

14日はドイツのPMI速報、ユーロ圏の同じく12月PMI速報はネガティブ・ポジティブな結果が入り混じりました。週末ということもあり、調整的な円高下落を19時前後に記録しました。日銀の金融緩和見送りを示唆する報道も影響した模様です。

しかしすぐに上昇回復しています。23時15分のアメリカの11月鉱工業生産が予想の前月比0.3%を大幅に上回る1.1%の上昇などを示したこと、日曜日の日本の総選挙への期待などが後押しして前日比プラスでした。

■自民党が圧勝

17日の注目の指標は、アメリカの12月ニューヨーク連銀製造業景気指数(22時30分)、10月対米証券投資 [ネット長期フロー](23時)、10月対米証券投資(23時)などです。19時のユーロ圏10月貿易収支も注目です。

しかしながら、それ以上に注目したいのは自民党の圧勝劇です。ユーロ/円が100円台のころに始まった安部の口先介入的な発言がいよいよ現実のものになろうとしつつあります。月曜日は下窓が開きます。安部の金融緩和発言が続けば、その後も窓埋めの作業が行なわれず、円安上昇がさらに続く可能性もあります。テクニカル指標のパターン形成を破って上げるかもしれません。できるだけリアルタイムに報道・発表される要人発言等に注意して、下手にテクニカル指標にとらわれ過ぎないようにしましょう。大きく下げた場合は、何も強い理由がなければ、買いのチャンスとなるでしょう。

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下げない力強さ [FX日記]

13日は、前日の大幅な円安上昇を調整する円高下落を招くタイミングはありました。しかし持ちこたえるようにしてユーロ高などのサポートが入り、一日を通じてクロス円が前日比プラスになっています。特にユーロ/円は109円台を維持する動きになりました。

EFSF(欧州金融安定ファシリティー)の責任者であるクラウス・レグリング氏が「EFSFはギリシャに3月末までに491億ユーロ供与」、「343億ユーロは直ちに供与する」などとコメント。市場の好感を誘ってユーロ/円の下落を阻止しています。

S&Pがイギリスの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたことを受け、英ポンド/円は円高下落が生じました(それでも前日比プラス)。

また、16日の日本の総選挙が強く意識されている模様です。一日を通じて下げない力強さのある日でした。


■選挙前、最後の買い?

14日の注目指標はドイツのPMI速報(17時30分)、ユーロ圏の同じく12月PMI速報(18時)、アメリカ11月の消費者物価指数など(22時30分)です。23時15分のアメリカの11月鉱工業生産も注目です。

ユーロ/円を中心としたクロス円は、日足でレジスタンスライン付近を維持する動きになっており、どこかのタイミングで下げる可能性はあります。しかし本日の底値は選挙前の最後の買い場になるかもしれません。週末に自民党が選挙で過半数を占める勝利となれば、安部の金融緩和コメントもより現実味のある話になり、来週明けはさらなる円安を実現するでしょう。

2012年、ユーロ/円は100円前後の最低ラインで取引を行っていました。しかし上は160円までありうる通貨です。場合によってはトレンド形成を無視した大幅な動きを見せるかもしれません。材料が材料だけに、日頃の習慣的な動きにとらわれ過ぎないように、特にFXを始めたばかりの方は注意しましょう。

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